掲載日 : [2016-04-06] 照会数 : 12830
<国会議員在外選挙>投票率、前回下回る…日本地域
[ 投票のために並ぶ有権者(3日、東京都新宿区四谷の韓国文化院内投票所) ]
政界の混迷など反映か
韓国中央選挙管理委員会の5日発表によれば、4日に終わった第20代国会議員選挙の在外投票で日本地域の投票率は、前回(2012年)の52・6%を大きく下回る27・6%だった。米国が36・8%、中国が38・3%。ただ、管轄別の投票者数では駐日大使館管内が3111人で前回同様1位となっている。
日本地域の投票所は10カ所から16カ所に増えた。利便性が向上したにもかかわらず投票率が低迷したのは、険悪な状態が長びいた韓日関係や韓国政界の内紛・混迷を反映した可能性があると分析されている。
増設投票所はすべて民団の本部・支部会館だった。その一つ、岡山本部の金学事務局長は「前回は役員が車を出し、神戸まで片道2時間半をかけてピストン輸送したことに比べてずいぶん便利になった。だが、広報や電話で案内しても、大統領選挙と違って関心が今ひとつだった」と語った。
(2016.3.30 民団新聞)