民団東京本部(金秀吉団長)は11日、韓国中央会館で新成人33人の門出を祝福した。金団長は、「自らが主役となり、よりよき未来を切り開こう」と呼びかけた。金容吉総領事と白真勲参議院議員が祝辞を述べた。
梨花女子大でフランス文学を専攻している金美悠さんは、フランスへの留学を検討している。また、延世大看護学科で学ぶ趙秀珍さんは、世界各国で活躍するグローバル看護師になるのが夢と語った。
民団神奈川本部(金利中団長)は10日、横浜市内のホテルで新成人13人を祝福し、記念品の贈呈を行った。
専門学校で歯科衛生士を目指している盧梨江さんは、「昨年の大学生母国研修に参加して韓国に興味を持ち、国内居住も考えている」という。
民団栃木本部(南四郎団長)は10日、宇都宮市内のホテルで開催した新年会の席上で新成人5人を祝福した。新成人を代表して辛俊幸さんが、「地域社会の発展と韓日両国民の親善に尽くす」と答辞を述べた。
民団埼玉本部(景民杓団長)は10日、埼玉韓国会館に新成人5人を招待した。景団長が「未来を担う主人公たちへ」と題した呉公太中央団長のメッセージを代読し、嫌韓スピーチに負けるなと激励した。
鄭稚奈さんは4月から川口市内の幼稚園で教員として勤務する。朴明洋さんはネットワークビスネスでの成功を夢見ている。
復興支援に感謝
民団宮城本部(田炳樽団長)は10日、宮城韓国会館で開催。新成人6人が出席した。そのうちの1人は韓半島にルーツを持つ在日2世。答辞で4年前の東日本大震災を振り返った。
出身地の女川町は壊滅的な打撃を受け、両親2人ほそぼそと営んできた銀鮭の養殖場も津波にさらわれた。避難所と仮設住宅の暮らしは3年ほど続いた。いまは自営の養殖場も再開し、復興の軌道に。昨年は念願だった一軒家を購入した。
須田さんは、「民団宮城の団長をはじめ、幹部皆様が支援物資を何度となく持ってきていただきましたことはいまも忘れません」と述べ、全国民団からの多くの義援金と支援に対しても感謝の言葉を繰り返した。最後に、「在日韓国人として地域社会に貢献できる人材になっていく」と誓った。
民団岩手本部(金盛義団長)は9〜10の両日、岩手郡雫石町の鶯宿温泉で開催。代理出席の保護者に記念品が手渡された。
中北3県合同で
民団愛知本部(鄭博団長)、民団岐阜本部(韓清二団長)、民団三重本部(申載永団長)は初の3県合同。青年会愛知本部(金剛弘会長)と同三重本部(李蘭亜会長)が共催し4日、駐名古屋総領事館で開催した。民団愛知の鄭団長が3県の新成人21人にそれぞれ祝状を手渡し、婦人会愛知本部の任南先会長が全員に記念品を贈った。
民団大阪本部(鄭鉉権団長)の式典には新成人71人が参加。11日、大阪韓国人開館で開催された。李龍権副団長が鄭団長の祝辞を代読、新成人に記念品を手渡した。第2部交流会では、学生会と青年会がスライドで活動ぶりを紹介。大抽選会の景品はソウル‐大阪往復チケットやデジタルカメラ、テレビ、商品券と盛りだくさん。新成人は名前が呼ばれるたびに歓声をあげた。
民団滋賀本部(崔勝甲団長)は11日、同本部会館で新成人3人の前途を祝福した。代表して孫昌兵さん(膳所支部)が「社会に役立つ成人になる」と誓った。
民団福岡本部(呉政夫団長)は4日、博多区内で成人式を行った。出席の新成人3人には全員に韓国旅行がプレゼントされた。
民団佐賀本部(鄭清俊団長)と民団愛媛本部(梁一國団長)は新成人の学校や職場の都合で参加者がなかったため、祝辞に添えて記念品を郵送した。
(2015.1.15 民団新聞)