【兵庫】阪神・淡路大震災から20年。震災の年に誕生し、兵庫県内に在住する多国籍新成人の門出を祝う「国際成人式―20歳の誓い」が25日、神戸市中央区の神戸中華同文学校で行われた。
「20歳の誓い」多言語で
ブラジルを先頭にカナダ、中国、韓国・朝鮮、ペルー、フィリピンなど15カ国・地域の新成人26人が、伝統的な民族衣装を着用して登壇。阪神・淡路大震災時の被災者支援で広がった多文化共生をこの地に根付かせていくとした「二十歳の誓い」を多言語で朗読・発表し、会場から大きな拍手を浴びた。
「つどい 阪神淡路震災20年・多文化共生をめざして」と題したフェスティバルの一環。兵庫県、神戸市、教育委員会などの行政と民団兵庫本部、神戸華僑総会、関西ブラジル人コミュニティCBKなど17の外国人団体が実行委員会(事務局=兵庫県国際交流協会)を構成した。この「国際成人式」は民団兵庫本部の発案で、金相英事務局長が進行を担当した。
(2015.1.28 民団新聞)