「インターネットのない生活はありえない」と言われて久しい。
今では多くの人が毎日インターネットとの関わりを持っている。生まれたときからネット環境の中で育ち、学校の授業でもさらに利用する。そんなネット社会を一気に推し進めているのがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)だ。
「アラブの春」や「ジャスミン革命」の発端ともなった。昨年末の韓国大統領選挙でもその威力を発揮した。
活用方法は「友だちとのやり取り」が圧倒的に多く、サークルやグループ活動でもその力を発揮しつつある。Twitterは情報収集、Facebookはコミュニケーション、メールよりLINE。人それぞれによって使い分けは様々だが、今や「SNSのない生活はありえない」と思う時代になりつつある。
しかし最近は、このSNSを悪用する輩が急増している。管理者になりすまし、架空名で「友達申請」や「書き込み」などの「お知らせ」を送りつけるという所業もある。
細かなトラブルはあるものの、まだ大きな犯罪にまでは発展していないようだが、米国ではSNSに関わった多くの犯罪が報告されている。
だからといって、逃げていては時流について行けない。日本でもようやくネット選挙が解禁となり、今後、多くの候補者がSNSと奮戦するだろう。
さて、私たちの民団は?というと、ネット世代が増えつつも、やっぱり基本は「団員と直に触れあう」こと。今年も各支部の花見は盛況だった。足を運べなかった高齢者宅には弁当を配達して労った。喜ぶ笑顔を直に見てこそ「いいね!」。(Z)
(2013.4.24 民団新聞)