氷球、鎧球、打球(孔球)、門球、避球、羽球(毛球)、送球、撞球、杖球、闘球。
これらは球技の漢字表記だが、どれがどれか理解できますか? 正解はアイスホッケー、アメリカンフットボール、ゴルフ、ゲートボール、ドッジボール、バドミントン、ハンドボール、ビリヤード、ホッケー、ラグビー。
「十柱戯」。さて、これはどんなスポーツ? 何となくおわかりいただけますね。正解はボウリング。柱技、投球とも表記するらしい。漢字のルーツ、中国語では「保齡球」。その歴史は古く、紀元前5000年頃の古代エジプトの墓から木でできたボールとピンが発掘されている。
日本では1861年6月22日に、長崎の大浦居留地に初めてボウリング場が開設された。これを記念して6月22日は「ボウリングの日」。
70年前後に須田開代子、中山律子らスター・プレイヤーの出現がきっかけとなって、当時は数百メートルごとにボウリング場があったほど大ブームを呼んだ。一旦、下火になるが、79年頃から人気が再燃、現在も競技人口が増えている。スポーツでありながら、老若男女問わず手軽な集団レクリエーション・ゲームとしても浸透してきた。
「こんな気軽でなじみやすいスポーツを活用して次世代を育成しよう」。在日本大韓ボウリング協会では初のオリニ教室をスタートした。定員を超える盛況ぶりだった。
「これなら私たちも参与できる」と、第1次ボウリングブームで実力を培った同胞ボウラーがコーチを自願。
次世代育成は民団の主要運動のひとつ。同運動の一助としてセンセーショナルにストライクが飛び出すかも?(Z)
(2013.5.8 民団新聞)