掲載日 : [2020-03-27] 照会数 : 11764
マスクを配布…民団大阪と埼玉が入手困難な団員に
[ 八尾支部を訪れハルモニ代表の崔葉非さん(右)にマスクを贈る呉龍浩大阪本部団長(左) ]
【大阪】民団大阪本部(呉龍浩団長)は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で団員たちのマスク入手困難に対応しマスクの配布に乗り出した。
「民団の役割は、団員の健康と生活を守ること。少しでも団員の健康維持のために出来ることを考えた」と呉団長。
感染が急激に広がりを見せ始めた2月頃から、あちこちに声をかけては、マスクの手配に奔走していた。これまでに、約5000枚を確保し、呉団長を筆頭に本部役職員が区分けして全支部に配布した。
23日には、呉団長が民団八尾支部を訪れ、同支部と社会福祉法人「ハナ集いの家・ムグンファ」(通所介護事務所)、街かどデイハウス「ふれあいの郷・ムグンファ」(街デイ)の3施設あわせて700枚を配布した。
呉団長は「皆さんにマスクをお持ちしました。感染予防をしっかりし、いつまでも健康でいてください」と激励し、ハルモニ代表の崔葉非さん(98)にマスクを贈った。
ムグンファの朴清施設長(同本部副団長、同支部常任顧問)は「呉団長自ら配布にお越し頂きうれしい」と感謝の意を述べ、ハルモニたちも「カムサハムニダ」と大きな声で答えた。
◆埼玉本部も団員に配布へ
【埼玉】民団埼玉本部(田虓玔団長)でも、団員に無償でマスクを配布する準備を進めている。田団長が経営する日本語学校の上海事務所を通じてマスクを集めている。第1便として1000枚が到着済みで第2便の2000枚もまもなく到着するという。
田団長は「団員たちの感染予防に努力するのも民団の大きな役目だ。微力ながらも県下団員の生活を守る役割を果たしていきたい」とし、第3便も準備している。
(2020.03.27 民団新聞)