温かい鍋で心も体もほっかほか‐。宮城と新潟両県で開かれた地場産品を使った「鍋まつり」に地元の民団と婦人会も招待を受けて参加、韓国スープでイベントに彩りを添えた。
「うめぇがすとin加美」
【宮城】「うめぇがすと鍋まつりin加美」(加美商工会・鍋まつり実行委員会主催)は今年で14回目。中新田地区では「冬の風物詩」としてすっかりおなじみのイベントだ。今年は初めて婦人会宮城本部(李京子会長)が招待された。
会場の花楽小路では11日、地元の商店街を中心とする24団体が、合わせて27種類の自慢の鍋を1杯200〜300円で売り出した。イベントは午前11時から始まり、売り切れと同時に終了というのがルール。
婦人会宮城は李会長を先頭に役員11人でトック入り特製のスンドゥブを販売した。同ブースは大勢の来場者でにぎわい、販売開始からわずか1時間で300食を完売した。参加団体中、3番目の早さだった。この日の全入場者数は約2万4000人と発表された。
「にいがた食の陣・当日座」
【新潟】新潟の冬の味覚を堪能できると好評の「にいがた食の陣・当日座」(同実行委員会主催)に、民団新潟本部(金慶昭団長)が今年もボランティアで参加した。
イベントは8,9の両日、市内4カ所で開催された。このうち、万代シティ会場では地元の新鮮なブリを使ったカツ丼と並んで、熱々の鍋物も人気に。民団が婦人会の協力を得て売り出した「キムチチゲ」は9日、用意した500食を完売。調理を担当した柳福紀前会長は、「心も体も温まるキムチチゲは冬にぴったり」と話していた。2日間の来場者は4会場合わせ19万847人だった。
(2014.2.26 民団新聞)