在日本大韓ボウリング協会では7月28、29の両日、東京港区で第93回韓国国体大邱大会の在日同胞代表選手選考会を兼ねた、全国在日韓国人ボウリング大会を開催した。各地区予選大会の上位成績者や推薦選手、男子15人、女子12人が出場、2日間16ゲームの「長丁場」の熱投が繰り広げられた。
会場となった、東京ポートボウルの協力を得て、レーンコンディションを難しいとされる韓国国体と同じ「ショートレングスコンディション」に設定した。
国体代表選手選抜基準点は16ゲーム合計、男子が2960(平均185)、女子は2800(平均175)に設定。難関の基準点を通過したのは男子が張智成、金総一、金富夫の3人、女子は高和美1人だった。
優勝は男子が張智成(合計3115)、女子は高和美(同2815)だった。
今年の韓国国体在日同胞選手団の千柄勝団長も両日に渡る競技を見守った。成績発表・表彰式で千団長は「国体で海外同胞部門の総合優勝の鍵を握るのは種目が10個と最も多いボウリングだ。厳しい戦いが予想されるが、ひとつでも多くの金メダル獲得を期待している」と檄を飛ばした。
◆新会長に張智成氏…ボウリング協会が総会
同日、同ボウリング場内の会議室で在日本大韓ボウリング協会(宋一柱会長)の定期総会がもたれ、新会長に張智成前副会長を選出した。
新年度事業方針は①次世代選手の育成・発掘②在日同胞ボウリング場経営者連絡会(仮称)の構成②大韓ボウリング協会との連携③日本国内各ボウリング団体との連帯など。