掲載日 : [2020-06-10] 照会数 : 10504
107日ぶり公式行事…第65回顕忠日追念式 規模縮小し60人で
[ 追念式後、医療関係者への感謝を込め「トップネチャレンジ」をする参加者たち ] [ 1メートル以上の「社会的距離」を離して座席を設営 ]
第65回顕忠日追念式が6日、港区の韓国中央会館で営まれた。新型コロナウイルス感染予防の関係で規模を縮小、戦没者遺家族、公館と民団および傘下団体代表ら約60人が参列した。民団中央本部としては2月20日の第74回定期中央委員会以降、107日ぶり初の公式行事となった。
大ホール全面積を活用し、1メートル以上の「社会的距離」を離して座席を設営した。入場前に手の消毒とマスク着用を徹底して臨んだ。
追念式で呂団長は「今年は6・25韓国戦争から70年を迎える。母国を救うために犠牲となった135人の在日学徒義勇軍の献身と犠牲の精神を決して忘れない」としながら、「現在、新型コロナウイルスで全世界が苦痛を受けているが、我々は在日同胞の生命と生活を守るため、全力を傾けている。民団は過去74年の歴史で数多い受難と逆境を乗り越えてきたように、この困難も共に克服していこう」と呼びかけた。
つづいて追念辞を述べた南大使も「韓国戦争70年という節目の年の顕忠日追念式。コロナ禍の影響で規模は縮小したがその意義はとても大きいと思う」とし、「異国にいながらも祖国の防衛のために命を捧げた642人の在日青年学徒義勇兵のうち、135人が高貴な命を祖国に捧げた。この犠牲があったからこそ今の祖国、大韓民国があることを忘れてはならない」と強調した。
この後、駐日大使館の金學玟国防武官や金安那総領事、民団中央と東京本部の3機関役員と中央傘下団体長をはじめ、参列者一同が順に献花した。
式後は参列者全員で新型コロナウイルスの最前線で尽力している医療関係者に対して感謝と応援を込めた「トップネ(おかげさまで)チャレンジ」、手のひらにグッジョブを乗せるパフォーマンスを行った。
(2020.06.10 民団新聞)