【長野】民団長野「コリア市民祭」が今年で7年目を迎えた。同市民祭の顔ともいうべき「キムジャン大会」に今年は記念講演も加わり、約600人でにぎわった。
おまつりムード一色に包まれた10月26日、民団本部会館大ホールで開会式が開かれた。朴永大団長は、「韓日関係が低迷していても、市民レベルの交流は変わりがない」とあいさつ。赴任早々の趙建熙駐新潟総領事も、会場を埋めた参加者の熱気に驚いた表情だった。続いて日韓親善促進議員連盟会長の萩原清県議がお祝いのあいさつを述べた。
記念講演はテレビやラジオでもおなじみの東海大学の金慶珠准教授による「日韓関係とコミュニケーションの未来」。ツボを押さえた話しぶりで、来場者から高い評価を得た。質疑応答は20分を超えた。
キムジャン大会は限定50人。NHKの料理番組で「特別賞」を受賞したこともあるソウル出身の主婦、林貞姫さんが、キムジャンの由来から始まっておいしい漬け方まで丁寧に指導した。参加者には男性も目立ち、林さんを取り囲んで熱心に質問を重ねた。
例年以上のにぎわいを見せたのが、屋外でブースが軒を連ねた「韓国屋台村」。「土曜学校」の子どもたちも保護者と一緒に出店した。メニューはヤンニョンチキンやヤッパ(薬飯)、骨つきカルビなど。なかでも一番人気は婦人会のユッケジャンとチヂミだった。
(2014.11.5 民団新聞)