キムチグランプリ本選も
第3回全国キムチグランプリ(民団韓食ネット協議会主催)の本戦が6日、駐日韓国大使館「第2回韓・日キムジャン大祝祭」の場で行われた。
11月の1次審査、韓日チャリティーハンマダン会場(東京・新宿大久保公園)での予選を勝ち抜いた5人が自慢のマイキムチを出品。柳興洙大使夫妻や韓食財団(ソウル市)の姜秀理事長、服部栄養専門学校(東京・渋谷区)の服部幸應校長ら8人の特別審査員が試食して投票した。
この結果、都内で韓国家庭料理店を経営する李在洪さん(東京・杉並区)が「キムチ名人」に選ばれた。李さんのキムチは鱈の塩からを使い、香り付けにリンゴなどの果物をふんだんに使ったさっぱりさわやか味。これは全羅北道出身の「お母さん直伝の味」だという。賞金10万円。優秀賞の趙福姫さんには5万円が贈られた。
キムジャン大祝祭には埼玉県日高市の桑原栄副市長をはじめ50人が参加。韓国からアイドルグループ少女時代のリードボーカル、サニーこと李順圭さんも応援に駆けつけた。民団中央本部からは呉公太団長と呂健二副団長が招かれ、柳大使やうつみ宮土理さんらとともにキムチを漬けた。
ヤンニョンには韓国と日本の内藤唐辛子が使われている。白菜は韓国産の種子を使い、渡来人ゆかりの日高市で試験的に栽培した4種類を使用した。韓食ネットでは4種類のうち、どの種が韓国白菜に最も近い味を出すかを引き続き検証していくことにしている。
(2014.12.10 民団新聞)