東京・新宿
民団韓食ネット協議会(呉永錫会長)の主催する食と文化の交流祭典「韓日友好チャリティーハンマダン」が15、16の両日、東京・新宿区立大久保公園で開催され、2日間で約3000人(主催者発表)を集めた。
東日本大震災を契機に始まり、今年で3回目。舞台では新進K‐POPグループの「5tion」、「Bara」、そして韓日混成の「KIMIN」が若い女性ファンを虜にした。また、全羅北道全州の「キムチ名人」、安明子さんは東京韓学の中学生と新宿区立大久保小学校の児童にキムチ漬けを指導した。薬味は韓日親善の願いを託した韓国産と新宿地場産の内藤唐辛子のコラボ。
公園内では地元繁盛店の鍾路ホットクや明洞キムパに加え、婦人会東京本部や婦人会新宿支部も出店。マッコリ協会は栗、おこげ、ピーナッツの各マッコリを販売した。また、埼玉県日高市の名物、高麗鍋3000食が来場者に無料で提供された。
チャリティーハンマダンは東日本大震災を契機に始まった。2日間の収益の一部は過去2回と同様、福島県川内村に送られる。民団中央本部の金昭夫副団長が呉公太団長の祝辞を代読。東京本部からは金秀吉団長が激励に駆けつけた。また、16日には民主党の海江田万里党首と吉住健一新宿区長が会場を視察に訪れた。
キムチG12月の本戦へ5人
来場者投票で決定
民団韓食ネット協議会の主催する第3回キムチグランプリの予選が15日、会場内で同時開催された。全国から22人が自慢のマイキムチを出品。世界キムチ研究所の朴完洙所長らが慎重に第1次審査を行い、10人の作品を選んだ。
キムチはブース内のテーブルに無作為に並べた。一般来場者は自由に試食したが、味の評価は分かれた。「甘かった」からと1票を投じたという人もいれば、「甘口はいただけない。あっさりした味を」と指摘する投票者も見られた。なかには「白いご飯が欲しくなった」という声も聞かれた。
集計の結果、12月6日に駐日韓国大使館で開催される「キムジャン文化イベント」に5人がグランプリの座をかけて出場することになった。
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予選通過者は全員、東京在住で、次のとおり(敬称略、順不動)。趙福姫(新宿)、魏英禮(足立)、李在洪(杉並)、西山睦美(目黒)、羅星順(新宿)。
(2014.11.26 民団新聞)