民団中央本部は14日、韓国中央会館(東京都港区南麻布)で2012年度後半期全国地方団長・中央傘下団体長会議を開き、前半期の活動を総括し、後半期の主要活動について確認した。特に、第18代大統領選挙参与運動を中間総括し、締め切り(10月20日)まで後1カ月余りとなった在外選挙人登録申請および国外不在者申告を一人でも多くが行うよう、最優先して取り組むことを再確認。各公館所在地の地方本部代表らが、それぞれ目標達成への決意を表明した。各地公館では、今後、締切日までの土・日・祝日にも申請・申告の受け付け(9時〜17時)を実施する。
公館地域別に決意新た
呉公太中央本部団長はあいさつで、「組織基盤強化運動の一環として全国各地の支部を巡回してきた。その中で大統領選挙投票参加の意義を改めて強調し、選挙人登録を積極的に呼びかけてきた」と述べ、「総登録者数5万人」という目標の達成に全力をあげようと呼びかけた。また、最近の緊張した韓日関係について、在日同胞の心情と憂慮を両国関係者に伝えるとともに、相互理解・友好協力関係の増進へ懸け橋の役割を一層強化することを明らかにした。
申?秀駐日大使は激励辞で、大統領選挙について「今後5年間、大韓民国を導いていき、韓日両国関係にも大きな影響を及ぼす国家指導者を選ぶ重要な選挙」と強調、「在日同胞たちの大事な参政権を必ず行使できるように積極的に努力してほしい」と民団に協力を要望した。
申大使は最近の韓日関係と関連して「在日同胞は我が民族の大事な資産だ。これまで母国の経済発展と韓日両国関係の発展に大きな貢献をした。今後も韓日両国が緊密な友好協力関係のもとに共同繁栄するよう力を集めてほしい」と述べ、「同胞社会の中心である民団」への期待を表明した。
会議では▽在外国民選挙参与運動▽組織基盤強化運動▽次世代育成運動などを確認。また、韓商連問題に関する経過報告があった。特に、10月20日が選挙人登録申請の締め切りの大統領選挙への投票参加問題が重点的に協議された。
各公館管内の地方本部別協議で各地方本部の取り組みおよび進捗状況と今後の計画・予定などについての報告をもとに、①すべての活動・事業を大統領選挙参与運動と連携させ②組織強化・支部巡回活動と連動させると同時に、婦人会、青年会、韓商連、体育会、軍人会、科技協、学生会など傘下団体との連携を強化するなど、目標の達成に向けた全国的行動を確認した。
各公館所在地の東京、北海道、宮城、神奈川、新潟、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡本部団長らと余玉善婦人会中央本部会長が、「初めて与えられた権利。一人でも多くが登録・投票へ」「1票、1票が民団の力、在日の力になる」「敬老会、懇親会、10月のマダンなど各種行事も積極的に活用し選挙人登録案内を徹底する」と、それぞれ決意を表明。
最後に、呉中央団長は「貴重な1票を在日のために。目標の達成へ総力を結集してやれることをやり、力強く前へ進もう」と改めて呼びかけた。
土・日も受け付け
▽大使館領事部=土・日・祝日
▽札幌総領事館=事前電話予約で土・日・祝日対応
▽仙台総領事館=10月7日、同14日、同20日。土・祝日は事前電話予約
▽新潟総領事館=事前電話予約で土・日・祝日対応
▽横浜総領事館=毎週日曜日。土・祝日は事前電話予約
▽名古屋総領事館=毎週土曜日および9月23日、10月8日、10月14日
▽大阪総領事館=土・日・祝日
▽神戸総領事館=毎週日曜日。土・祝日は事前電話予約
▽広島総領事館=土・日・祝日
▽福岡総領事館=事前電話予約で土・日・祝日対応
※4月の国会議員総選挙の時、申請・申告した有権者も、12月の大統領選挙の投票には改めて申請・申告が必要。
(2012.9.19 民団)