民団中央本部の主催する母国研修会に参加した全国各地の在日同胞青年約240人が3泊4日の日程を終えて18日、帰日した。これは民団が総力を挙げて取り組んでいる次世代育成運動の一環で180人が初参加。
中学生から始まった一連の母国研修と同様、主な日程は自らのルーツや北韓の実情などをテーマとした講義、三星電子や第2南侵トンネルなどの現地視察。参加者にとってなによりもかけがえのない経験となったのは、同世代の同胞青年と夜遅くまで語り合ったことだった。
ある参加者は、「同じ境遇、悩みを抱えたたくさんの仲間と出会い、韓国という国に触れる。そのすべてがかなった3泊4日だった」という。このほかにも「来て良かった」「在日でよかった」という感想が多く聞かれた。韓国語ができなくて悔しい思いをしてきたという青年は、韓国語を学ぼうという動機付けができたことを喜んでいた。
徐史晃青年会中央本部会長は、「今回の研修で出会った多くの仲間を青年会に迎え入れ、さらなる連帯を強めていきたい」と抱負を述べた。
(2012.9.26 民団新聞)