講師に金鉉奨氏…各地民団本部で
その問題性が新たに浮上した韓国の従北勢力の動向に関する時局講演会(講師=金鉉奨・国民統合2012議長)が民団東京本部、愛知本部、大阪本部の主催で東京(19日、韓国中央会館)、名古屋(20日、本部会館)、大阪(21日、本部会館)でそれぞれ開かれた。
講師の金議長は1980年5月の光州抗争に参加、82年3月の釜山米文化院放火事件の背後操縦者として大法院で死刑確定判決後、無期懲役への減刑を経て特別赦免され、全国民主化運動連合海外協力委員長時に再拘束され4年服役。その後5・18記念財団理事、5・18民衆抗争同志会会長などを歴任した。
「従北の実態を明らかにする! 対南派スパイ・康宗憲を例に」と題したこの講演で金議長は、「私が当時主導した反米闘争は韓国に対する米国の間違った外交政策に反対したものだった。だが、最近の反米闘争は金日成主体思想と結合し無条件反対するものだ」と説明。
「統合進歩党全国区国会議員候補者になった康宗憲」との関係に言及し、「従北主義者たちの国会進出は韓国安保危機の核心」だと強調。「韓国にはきちんとした進歩勢力が非常に希薄だ。金日成主体思想に傾倒した政治勢力があちこちに根を深く降ろしている。北韓に追従し、彼らの指令を韓国でそのまま貫徹する『従北』が最も問題だ」と主張、「国家観が透徹した大統領を選ばねばならない」と訴えた。
(2012.9.26 民団新聞)