掲載日 : [2005-01-01] 照会数 : 4490
趣向こらし各地で成人式 記念品にもひと工夫(05.1.1)
10日の成人式を前に、各地の民団でも在日同胞の成人式を開催する。今年も新たな企画で新成人を迎える準備を進めている。
東京本部(李時香団長)は第2部の交流会で、初めて会う新成人たちが、ゲームを通して交流を深めてほしいとの思いからグループビンゴを行う。当たったグループには景品も用意している。
神奈川県本部(殷鍾七団長)は今年初めて、韓服を持っていない新成人のために、チマ・チョゴリとパジ・チョゴリを無料で貸し出す。これまでにも当日の衣装に関する問い合わせも多く、また韓服を持っていないために参加を断念したり、あらたに新調するといった新成人の負担を軽減するためのもの。同本部では韓服のレンタル店と提携している。
大阪府本部(金昌植団長)では、今年からこれまで無料で提供してきた記念写真のサイズを拡大し、フレーム付きで希望者にプレゼントする。
また、ほとんどが携帯電話を持っていることから従来の時計やスタンドなどの記念品の贈呈を止め、在日同胞の焼肉店の食事券に切り替えた。新成人たちも喜んでくれるだろうと期待している。
京都府本部(金有作団長)は、民団の成人式という位置づけから、初の試みで民族伝統舞踊公演を開く。公演は京都の伝統舞踊団体が行う。
同本部では、「当日、触れる機会の少ない伝統公演を楽しんでほしい」と話している。
愛知県本部(梁東一団長)は今回、従来のアルバムや時計などの記念品をカタログギフトカードにする。若い世代のニーズに合わせたもので、約100品目の中から好みの品物を選ぶことができる。
(2005.1.1 民団新聞)