掲載日 : [2005-01-01] 照会数 : 6485
<金剛学園>入学希望すでに60人 教職員らの家庭訪問実る(05.1.1)
【大阪】財政難を抱えるなか06年に校舎の移転が迫るなど、逆風の吹く金剛学園だが、05年度から入学を希望する児童・生徒はすでに60人を超えた。
生徒数減に悩む同校だけに今後の改革に向けての明るい材料と言えそうだ。これは中・高校の教職員16人全員がPTAや校友会と一丸となって昨夏から集中的に取り組んできた家庭訪問が実を結んだもの。
教職員らは毎日の勤務後、兵庫、和歌山県の一部、および奈良県で地道なローラー作戦を展開してきた。訪問軒数は昨年12月までに650に達した。この中から60人の入学希望者を確保した。
ある女性教師はこの間家事がまったくできず、家族から苦情が出たほどだという。
金丞権教頭は「教師たちは寝食を後回しにして回りました。2学期のこの時点で生徒の申し込みが60人に達したのはかつてなかったこと」と話している。
同校教師たちは3カ月前から毎月、報酬の5%を学校建設費用として返上。ボーナスも一部カットを申し出て、基金に回している。
(2005.1.1 民団新聞)