掲載日 : [2019-10-16] 照会数 : 11334
韓国国体、在日は海外同胞総合準優勝…5種目で金メダル獲得
[ 表彰式で準優勝杯を掲げる呉公太在日同胞選手団長 ]
[ テコンドは金3個を含む7人全員がメダル獲得 ]
[ 最終種目のゴルフ女子団体で金メダルを獲得した姜美咲(左)と姜智賢 ]
4日から熱戦が繰り広げられていた第100回韓国国体・ソウル大会が10日、すべての競技を終え閉幕した。選手・役員約130人で臨んだ在日同胞選手団(呉公太選手団長)のメダル獲得は、金5、銀6、銅12個とし、18カ国の同胞で競われた海外同胞部門で8連覇を逸したものの、総合2位となった。
在日同胞選手団はサッカー、ボウリング、ゴルフ、テニス、テコンド、卓球、スカッシュ、剣道の海外同胞8種目のほか、国内競技の柔道、水泳に出場した。また、体験(親善試合)としてラグビーも参加した。
海外同胞の部で総合8連覇をめざしていた在日同胞は、大会4日目までにスカッシュ女子とテコンドの3種目で金メダルを獲得し、勢いづけたが、その後、期待が高かったテニスやボウリング、卓球で金メダルに届かず、最終日まで、金4個のままが続き、米国、インドネシア、中国よりも届かぬ4位で、表彰台さえも危ぶまれていた。
最終種目で追い上げる
しかし、最後の種目、ゴルフの男女が奮起した。トップの在米国同胞チームを4打差で追っていた女子団体(姜美咲、姜智賢)は最終日に快進撃を見せ、逆転で2打差をつけて金メダルを獲得した。男子団体(金晴朗、田修成)も前半のラウンドで1位に3打差と猛追し、銀メダルを獲得した。
この結果、金メダル数は米国が7個と首位に立ち総合優勝、在日、在インドネシア、在中国がいずれも5個で並んだが、在日同胞は銀メダルが在インドネシアよりも1個勝り、2位が確定した。4位は在中国同胞。
在日同胞選手団の呉公太選手団長は「選手たちはどの種目も一生懸命頑張ってくれた。最終日のゴルフが在日同胞の表彰台を救ってくれた」と笑顔を見せていた。
来年は慶尚北道の亀尾とその一円で開催される。
≪在日同胞のメダル≫
■金(5)
姜美咲、姜智賢(ゴルフ女子団体)
徐華英(スカッシュ女子)
金秀範(テコンド男子-80㎏級)
姜智奈(テコンド女子-49㎏級)
姜智海(テコンド女子-67㎏級)
◆銀(6)
呉亨錫(ボウリング男子マスターズ)
金晴朗、田修成(ゴルフ男子団体)
崔菜月、尹栄湖(テニス女子ダブルス)
李仙(卓球女子)
姜亨来(テコンド男子-68㌔級)
金信優(テコンド男子+80㌔超級)
◆銅(12)
田修成(ゴルフ男子個人)
姜智賢(ゴルフ女子個人)
趙大輝(テコンド男子-58㌔級)
姜智蓮(テコンド女子-57㌔級)
成耀韓(テニス男子シングルス)
成耀韓、鄭直喜(テニス男子ダブルス)
崔菜月(テニス女子シングルス)
李仙、梁慶地(卓球混合ダブルス)
金賢淑、韓瞳(ボウリング女子2人組戦)
鄭煕燮、呉亨錫、宋在豪(ボウリング男子3人組戦)
黄聖姫、韓瞳、金賢淑(ボウリング女子3人組戦)
鄭煕燮、呉亨錫、宋在豪、金学均、韓新悟、姜直樹(ボウリング男子5人組戦)
(2019.10.16 民団新聞)