掲載日 : [2019-10-25] 照会数 : 7481
韓国キルト「ヌビ」の作品展開催 大阪
韓国の伝統的な針線技法を用いた「ヌビ」の作品展が、大阪韓国文化院ミリネギャラリー(大阪市北区中崎2‐4‐2大阪韓国人会館内)で開催されている〓写真。韓国の雨花針線工房、ヌビ陳が主催、同院が後援した。 ヌビとは、布の間に綿を入れて縫い合わせ、防寒用の服として裁縫技術を使った韓国のキルト。
会場には、同工房運営の尹炳玉さんとヌビ陳運営の陳美淑さんの作品が並んだ。伝統的なヌビの衣服のほか、現代的にアレンジした衣服やマフラーなど約50点が展示されている。
尹さんは「韓日関係が難しい中でも、皆さんが韓国文化に関心をもち、今日開催することができてうれしい限り。是非、韓国にも遊びにきてください」と呼びかけた。また陳さんも「ヌビは、ひと針ひと針さして、精神を集中して作るもの。今日、展示ができて感無量」と喜んだ。
初日の17日には、開幕式が行われ、韓国の伝統技法「ヌビ」を身近で見ようと、地域住民ら約60人が参加。関心の高さをうかがわせた。
現代風にアレンジした半コートやマフラーをまじまじと観察しながら「すごく細かい手作業でびっくり」「とても暖かそうで身につけてみたい」と話していた。
同展は29日まで(20日、22日、27日は休館)。10~18時(最終日は16時)。問い合わせは同院(06・6292・8760)。
(2019.10.24 民団新聞)