掲載日 : [2019-10-17] 照会数 : 7875
鳥取で「BeSeTo演劇祭26」
[ 演劇祭、Pansori OTHELLO ]
韓日中の劇団一堂に
「パンソリ『オセロ』」など上演
韓国、日本、中国の代表的な舞台作品を紹介する「BeSeTo演劇祭26」が24日から11月17日まで、鳥取市鹿野町の鳥の劇場、議場劇場など5会場で開かれる。
同祭は3カ国の持ち回りで、1994年にスタート。各国の代表的な劇団が一堂に会し、演劇によって3カ国の人たちの心をつないできた。
韓国は3作品を上演。アジア文化センターとHee Jeebie Juiceの共同制作による「パンソリ『オセロ』」の原作は、シェイクスピアの悲劇「オセロ」。韓国の伝統芸能であるパンソルの一人語りにのせて、シェイクスピアの世界を語る。
普遍的劇団の「記憶の場所」は、普通に暮らす人たちの穏やかな生活が、政治や国家の力によって翻弄される姿を描く。
アートステージサンの「手のない花嫁」は、世界各地に昔から偏在する別れの物語をもとに創作された、詩情あふれる人形劇。独創的な演劇世界は子どもから大人まで楽しめる。
このほか、韓日中3カ国の共同作品「芥川龍之介をめぐる3つの小作品」は、各国の若手演劇人によるオムニバス上演。3カ国の気鋭の演出家と俳優たちが、3つの小作品を創作する。「演劇を通じた3カ国の学生の交流」では、各国で演劇を学ぶ学生が、自分たちで創作した作品を紹介する。
詳細はウェブサイト(https://www.birdtheatre.org/beseto26bird12/)。
(2019.10.16 民団新聞)