掲載日 : [2018-02-14] 照会数 : 8032
1500メートル金敏錫、大健闘の銅…デヨング・コーチと抱き合う
[ 男子1500メートルで3位に入り、観衆と喜びをわかち合う金敏錫
]
13日夜、江陵オーバルで行われたスピードスケート男子1500メートル決勝で、韓国の金敏錫(19)が1分44秒93で銅メダルを獲得した。五輪の同種目でのメダル獲得はアジア選手としては初となる。
金メダルはキエルド・ナウシュ、銀はパトリック・ルストといずれも強豪オランダ勢だった。
銅メダルが確定した瞬間、真っ先に走って金敏錫を抱きしめたのは、オランダのスピードスケート伝説の男、ボブ・デヨング(42)だった。まるで自身がメダルを獲得したかのように抱き合って喜んでいた。
デヨングは2010年バンクーバー五輪の男子スピードスケート1万メートルで銅メダルを獲得したあと、金メダリストの李承勲を自分の肩に乗せて喜び合った選手で、韓国選手とは縁が深い。
98年長野五輪から14年ソチ五輪まで5大会連続で出場し、4つのメダル(金1、銀1、銅2)を獲得し16年に引退した。そして昨年5月、韓国のコーチに就任した。
彼の主導によってスピードスケート代表チームは昨年夏、サイクルトレーニングを徹底するなど体力強化によってパワーアップを図った。訓練中も選手たちとはつねに楽しい雰囲気で臨み、チームでも人気者だ。
金敏錫は試合後のインタビューで「デヨングコーチはまるでチームメイトのように付きっ切りで指導してくれた。伝説の五輪メダリストとしての経験を私に伝授してくれた」と語った。
金は李承勲、チョン・ジェウォンと出場するチームパシュート(18日)で金メダルを狙う。
(2018.2.14 民団新聞)