掲載日 : [2021-09-08] 照会数 : 8401
パラリンピック、韓国は卓球でメダル量産…課題は底辺拡大
[ 男子卓球(車いす)で金銀銅メダルを韓国勢が獲得、表彰式に臨んだ ] [ 9大会連続金メダルとなったボッチャのペア ] [ 最終日にはキム・ジョンジュン(43)がバドミントン男子シングルス・車いすとイ・ドンソプとのダブルスでそれぞれ銀メダル2個を獲得 ]
5日に閉幕した東京パラリンピックで韓国は金メダル2、銀メダル10、銅メダル12と合計24個のメダルを獲得、総合41位(メダル数では15位)で終えた。
韓国選手団は選手86人、役員73人の計159人と過去最大で構成したが、目標としていた金4個には届かなかった。
韓国のメダルは卓球、射撃、柔道、テコンドー、バドミントンの5競技。
金メダルを獲得したのは卓球の男子シングルス・クラス1(車いす)のチュ・ヨンデ(48)と9大会連続金メダルとなったボッチャのペア(BC3=運動機能)の2個だ。
とくに卓球は今大会で金1個、銀6個、銅6個と合わせて13個とメダルを量産し、「孝子種目」の役割を果たした。
中でも男子個人シングルス・クラス1(車いす)では、チュ・ヨンデとキム・ヒョンウク(26)による韓国勢同士の決勝戦となり、ナム・ギウォン(55)も銅メダルを獲得し、同じ種目で韓国が金銀銅を独占した。
また、バドミントンでは金メダルこそなかったが、車いす男子シングルスの4種目が決勝まで進出する活躍を見せた。
最終日にはキム・ジョンジュン(43)がバドミントン男子シングルス・車いすとイ・ドンソプとのダブルスでそれぞれ銀メダル2個を獲得した。
ただ、韓国は期待していた水泳、陸上でメダルがゼロだった。リオ3冠の水泳のチョ・ギソン(26)が無冠にとどまり、陸上のチョン・ミンジェ(44)、アーチェリーも53年ぶりにノーメダルとなった。
朱元弘選手団長は4日、東京都内のホテルに設けたコリアハウスでの記者懇談会で、「つねに課題となっているのが底辺拡大と新人発掘だ。今大会を契機に若手育成など根本的な対策を講じていく」と述べた。
(2021.09.08 民団新聞)