韓日両国の友好交流促進を目的とするフェスティバル「韓日フレンドシップ2013」(韓国文化体育観光部主催、韓国観光公社主管)の開催された7日、会場の東京ドームシティプリズムホール(東京都文京区)で韓日の国際カップルが結婚式を挙げた。
2人は田中裕太さん(29、神奈川県川崎市)と慶尚南道出身の留学生、朴修珍さん(30)。田中さんは寿司職人。朴さんは同じ店でアルバイトをしていたことから知り合い、交際を深めてきた。結婚式場はプリズムホール内で韓国の食文化を紹介する趙善玉料理研究院のコーナーで、純韓国式の作法に則って行われた。
まず、新郎がキロギ(木雁)を持って新婦の家に入ったという想定で始まった。次に、顔を隠した新婦が入場し、婚礼卓をはさんで東西から深い礼を交わした。2人はひょうたんを2つに割った杯でお酒を半分ずつ飲み干し、永遠の愛を誓いあった。
主礼を務めた韓国観光公社のイ・チャム社長からは、大韓航空の韓日往復航空券と済州ロッテホテルの宿泊券がプレゼントされた。朴さんは「大変だったけれど、なかなかできるものではない。意味深い結婚式になった」と、喜びを語った。
結婚式は同フェステイバルのなかでも最大のイベント。6、7日の開催期間中、特に「チルソッ(七夕)」の日を選んで行われた。韓国でも「チルソッ」は特別な日だ。かつては恋人どうしがイチョウの木の種を交換し、変わらぬ愛を約束したという。
(2013.7.17 民団新聞)