掲載日 : [2020-12-16] 照会数 : 8965
オリニの笑顔はじける…民団各地でオリニ冬の集い コロナでもクリスマス会
[ 青年会の熱意で開催した東京荒川支部のオリニ冬季交流会 ] [ 自慢のオリジナルトートバッグを披露するオリニ(大田支部) ] [ 民団に感謝のプレートを掲げるオリニ(中野支部) ] [ ボウリングを楽しんだ広島のオリニ ] [ 民団茨城の韓日交流オリニクリスマス会 ] [ 保護者の手を借りるオリニの姿も(佐賀) ]
◆東京荒川支部は青年会がサンタ姿で
クリスマスを前に、オリニ冬季の集いが東京都内の民団3支部で開かれた。コロナ禍のため、いずれも規模を縮小した。
荒川支部(鄭在桓支団長)は青年会(鄭昌晃会長)の熱意が民団を動かし、開催にこぎつけた。ただし、参加者は例年の半分に制限した。青年会が運営を担当。簡単なクイズで子どもたちの心をなごませた。ビンゴゲームは次々に「ビンゴ」が成立し全員がおもちゃや文房具などを手にした。
主管した民団側は鄭支団長をはじめとする3機関役員と婦人会(申都子会長)が焼肉、焼きそばなどの軽食を準備して子どもたちを世話した。
◆民団大田支部は「土曜学校」で
民団東京・大田支部(李康浩支団長)は5日、「土曜学校」に通うオリニたちが布製トートバッグに「ファブリックマーカー」で好みの染色を施した。
トートバッグは同支部がこの日の「クリスマス会」のためにサンタとトナカイをあしらった赤色と、クリスマスツリーをデザインした緑色の2種類を用意した。染色を終えると壇上に勢ぞろいして自慢そうに見せあった。
この後、サンタに扮して入場した李支団長が、自費で購入した色鉛筆を一人ひとりにプレゼント。「言葉には民族の精神が宿っている。韓国語をしっかり学びましょう」と呼びかけた。支部からは図書カードと韓国餅が贈られた。
同支部は毎年、クリスマス会でオリニたちに食事を提供してきたが、今年は中止にした。
◆贈りものを手渡し…民団杉並支部
民団東京・杉並支部(姜鉄夫支団長)は5日、婦人会の孫俊子会長が午後から会館に待機。予約してやってきた子どもたち8人それぞれにゲーム機、筆箱、サッカーボールなどをプレゼントした。
孫会長は「たとえ安いものでも、子どもたちの心に残る実用的なものを用意した」という。
同支部では「毎年この時期、『冬のオリニの集い』と題してワイワイガヤガヤとパーティーを開催してきたのに」とコロナ禍が恨めしそうだった。
◆14家庭に食事券…民団中野支部
民団東京・中野支部(朴春子支団長)は、幼児から中学生までの子女を抱える14家庭に食事ギフト券を送った。
コロナ感染予防のため、恒例のクリスマス会は中止とした。
◆韓日交流の集い…民団茨城本部
【茨城】民団茨城本部(金桂一団長)は5日、水戸市内のホテルで「韓日交流オリニクリスマス会」を開催した。新型コロナウイルス感染の影響で夏のキャンプを開催できなかっただけに、子どもたちにとっては待ちに待った「冬季モイム(集まり)」となった。
会場は150人まで収容可能だったが参加者を50人に制限した。子どもたちはサンタさんからのプレゼントに大喜び。また、韓日の保護者どうしが交流する場ともなった。
◆ボウリング大会楽しむ…民団広島本部
【広島】民団広島本部(李英俊団長)は11月28日、広島市内のボウリング場で今年1年間のオリニ土曜学校を締めくくる「冬季モイム(集まり)」を開催した。オリニとその保護者、関係者ら60人が参加した。
ボウリング大会の後はサンタに扮した広島韓国学園の権俊五理事長が、広島韓国教育院の黄惠正院長の用意したプレゼントを一緒に配った。
事務局からは来年度土曜学校の事業計画について説明があった。
◆早くもお正月気分…民団佐賀はオリニ餅つき大会
【佐賀】民団佐賀本部(朴弘正団長)は敷地内で11月29日、年末恒例の「オリニ餅つき大会」を行った。オリニは慣れた手つきで杵を握っていた。ハルモニ、ハラボジも「良い汗を流して楽しかった」と感想を語った。
今年で12回目。感染予防を徹底して1週間早めの開催となった。オリニたちには夏に出会った友だちとの久しぶりの再会の場となり「チングに会えた」と喜んでいた。
つき上がった餅は保護者がその場であんこやきな粉をまぶし、高齢者や病弱な同胞宅に届けた。オリニたちにはお菓子の特大袋詰めをプレゼント。
朴団長は「餅つき大会を通してオリニと保護者間の連帯感が強くなってきているのを実感した。若い新定住者が家族で参加してくれたこともうれしい」と話していた。
(2020.12.16 民団新聞)