掲載日 : [2020-11-11] 照会数 : 4994
韓服を着た西洋童話の主人公たち 禹那英さんがイラスト展
[ 「ふしぎの国のアリス」 ]
[ 「白雪姫」 ]
民族衣装など多彩に紹介
19日から韓国文化院で
韓国イラストレーター紹介展「日本で出会う禹那英の韓服童話」が19日から来年2月2日まで、東京・新宿の韓国文化院ギャラリーMI、サランバンで開催される。主催は同院、秀林文化財団、秀林外語専門学校。
韓国で「黒曜石」のペンネームで知られている禹さんは、韓国的な絵を描くイラストレーターとして人気を集めている。
「美女と野獣」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー‥リミックス」「マイティ・ソーバトルロイヤル」「World of Warcaft」などの映画やゲームのポスターを韓国画風にデザインするなど、西洋童話を韓国的に再解釈し、表現している。「ふしぎの国のアリス」「白雪姫」などは、禹さんの代表的な作品。
また、韓国の伝統服飾と韓服を研究し、2018年には韓国で『黒曜石が描く韓服物語り』を出版、2020年には日本で翻訳本『イラストでわかる伝統衣装』を刊行した。2019年には韓服の世界化と生活化に寄与したことが認められ、韓国文化体育観光部長官から「韓国愛感謝状」を授与された。
同展ではイラストレーターという職業について紹介し、作業の過程、道具、作品などを通じて生産されるさまざまな商品、禹さんの「韓服を着る西洋童話」シリーズの作品、民族衣装などを含めて約50点を紹介する。
10~17時開館。入場無料。日曜日、祝日、年末年始(12月24日~1月6日)は休館。サランバンは土曜日も休館。
問い合わせは同院(03・3357・5970)。
(2020.11.11 民団新聞)