掲載日 : [2020-12-23] 照会数 : 7355
蔚山現代が逆転優勝 サッカー ACL Kリーグ勢、4年ぶり
[ 表彰式で歓喜する蔚山現代の選手たち ]
Kリーグ蔚山現代が19日、カタール・アルジャヌープスタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020決勝戦で、ペルセポリス(イラン)を2‐1で下し、2回目のアジア制覇を達成した。
蔚山は前半アディショナルタイム、ペルセポリスのメフディ・アブディに先制ゴールを許したが、そのすぐ後、尹ピッカラムがペナルティーエリア内で倒されると、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認を経てPKを得た。ジュニオール・ネグロンのキックは相手GKの横っ飛びのセーブに阻まれたが、跳ね返りをネグロン自ら押し込んで今大会6ゴール目を決め、1‐1の同点に追いついた。
後半に勢いを増した蔚山は、攻勢をかける中で迎えた55分、相手にハンドがあったとしてまたしてもVARによるPKを獲得すると、ふたたびネグロンがキッカーとなり、GKの逆を突くキックを成功させて逆転した。
これで蔚山は今季KリーグとFAカップで準優勝にとどまった悔しさを吹き飛ばし、2012年に続き8年ぶりにACL優勝カップを獲得することになった。
蔚山は今大会で組別リーグ初試合から決勝戦まで行った計10試合で9勝1分けと無敗で優勝を飾り、23得点(試合当たり2・3ゴール)の強力な得点力を誇った。
12年の優勝時も12試合無敗(10勝2分け)だった。
今季Kリーグで得点王に輝いたネグロンは、今大会でも7ゴール1アシストを記録し、今大会最多得点を記録した。
4ゴール3アシストを記録した尹ピッカラム、5ゴール1アシストを記録したビヨン・ジョンソンもチームの優勝に大きく貢献した。
Kリーグチームの優勝としては2016年の全北現代以来、4年ぶりだ。
Kリーグチーム優勝回数は今大会を含め計12回で、AFC加盟国リーグの中で最も多く、Jリーグ(日本)7回、サウジ・プロフェッショナル(サウジアラビア)5回と続いている。
(2020.12.23 民団新聞)