掲載日 : [2020-12-16] 照会数 : 6851
タイム誌選出 エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー BTS、ポップの頂点に
[ タイム誌ホームページから ]
米タイム誌は10日(現地時間)、「今年のエンターテイナー(エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー)」に韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)を選定した。
タイムはBTSを「音楽チャートで最も高い人気を得ているグループというだけではなく、世界で一番ビッグなバンドになった」「あらゆる記録を破ってポップスターの頂点に立った」などと紹介。新型コロナウイルスが猛威を振るう中でもファンとの絆を深め、比類ない成功を収めた点を高く評価した。
米AP通信はこのニュースを伝えながら、BTSがファンと一緒に人種差別反対運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)」を支援するなど、世界に存在感を示したと紹介した。
BTSメンバーのJ‐HOPE(ジェイホープ)はタイムに対し、「人々に前向きなエネルギーを与えられるアーティストになりたかった。そうした思いが僕らの本気と調和し、今の姿を導き出した」と感想を寄せた。
SUGA(シュガ)は「(今年は)想像もしていなかったことが起き、驚いているが、自分自身には『僕たちでなければ誰がするのか』とよく問いかける」と明かした。
リーダーRM(アールエム)は「僕たちが本当に名声を得たのかは分からない」としながら、「それでも一つ確かなのは、韓国の少年たちが成し遂げることを人々がある種のシンドロームや(1回限りの)現象として受け止めるのではなく、『(BTSは)なかなかのもの』と思ってくれること」と語った。
BTSがタイムの「今年のエンターテイナー」に選ばれたことで、米音楽界最高の栄誉とされるグラミーでの受賞を期待する見方も出ている。
2020ビジョナリーにも
韓国の総合コンテンツ大手、CJ ENMは3日、大衆文化(ポップカルチャー)界を輝かせた10人(組)を今年から毎年年末に選定し、「ビジョナリー(先見の明のある人)」として発表することを明らかにした。
「2020ビジョナリー」には、脚本家のキム・ウニとパク・ジウン、MBCバラエティー番組プロデューサーのキム・テホ、男性グループのBTS(防弾少年団)、映画監督のポン・ジュノ、ガールズグループのBLACPINK(ブラックピンク)、俳優で歌手のRAIN(ピ)、俳優のソン・ガンホ、ドラマプロデューサーのシン・ウォンホ、タレントのユ・ジェソクが名を連ねた。
CJ ENMは「ビジョナリー」について、「つらい時ほど自分ならではの言葉で大衆を癒し、未来を考え、新たな方向性を提示する存在」だと説明している。
(2020.12.16 民団新聞)