掲載日 : [2022-04-28] 照会数 : 1568
初回無料参加者募集中…韓国舞踊お試し体験
[ 金春江さん(左)が指導するプチェイプチュム ]
都内でワークショップ…金春江さん「韓日交流の一環」
韓国伝統舞踊家の金春江さんが「韓日交流の一環」として毎月1回、韓国伝統舞踊のワークショップを開催している。受講者のすそ野を広げるのが目的のため、初回体験参加は無料。9日の「第19回チュント東京練習会」には子育てが一段落したと思われる40~50代の女性を中心に7人が参加した。
プログラムはストレッチを中心とした柔軟体操からスタート。体がほぐれると足運びなどの基本動作を繰り返す。韓国舞踊の姿勢が整ったところで扇子を手に、プチェイプチュム(扇子立舞)の練習に入った。
動きは優雅でも受講生の額には汗。それだけ集中している証なのだろう。金さんは受講生がのびのび踊れるように、ときおり「自由にやって」と声をかけていた。
韓国舞踊は民族学校に通っていた小学生のとき以来だというある在日3世の女性。「踊っているとなぜか血が騒ぐ。日本舞踊のときはこんなことなかったのに。月1回というゆったりペースが体に心地いい」と受講を続けている。
また、日本人受講生の一人は「忙しい日常を忘れ、自分の内面が整う感じ。心の中でこんな優雅な自分がいたんだと再発見したような気持ち」と感想を語った。
会の実務を担う小野田大介さんは「韓国舞踊というと授業料が高いというイメージがあり、どうしても敷居が高くなる。体験参加は無料なので、気軽に参加してみて」と呼びかけている。
節目となる第20回練習会は5月14日13~14時30分、スタジオ宝夢会(東京都新宿区矢来町35)で行う。
問い合わせは090・6015・3033(小野田)。
金春江さん
東京生まれの在日3世。8歳から韓国舞踊を始める。金順子韓舞楽芸術団に16年間在籍していた。韓国国家無形文化財第92号太平舞伝承者。4人の子どもの母。金春江韓国伝統舞踊研究院代表。
(2022.04.27 民団新聞)