掲載日 : [2020-07-15] 照会数 : 8068
石造弥勒如来三尊像など 文化財庁、「宝物」指定へ
[ 「宝物」指定される石造弥勒如来三尊像 ]
文化財庁は1日、石造弥勒如来三尊像をはじめ、陝川海印寺願堂庵の木造阿弥陀如来三尊像や腹藏遺物、腹藏典籍、公州甲寺の塑造釈迦如来三座像・四菩薩立像や腹藏遺物、腹藏辞典籍の5件に対して「宝物」指定を予告したと発表した。
石造弥勒如来三尊像は、慶州南山渓谷の支流である長倉谷頂上付近の石室にあった仏像で、三国時代の弥勒信仰の象徴的作品として知られている。
この仏像は、中央の椅子に座った(倚坐像)本尊弥勒仏と両側で補佐する脇侍菩薩で構成されている。倚坐像は、韓国倚坐像の中で最も古い作品。願堂庵普光殿に保管された木造阿弥陀如来三尊像は、15世紀朝鮮初期の仏像様式の特徴を反映している。仏像を製作する際、胸の部分に入れた宝華や書物などを意味する腹藏遺物23点と、腹藏典籍の仏経29畳も一緒に指定予告された。
塑造釈迦如来三座像・四菩薩立像は、1617年に製作した尊仏像で、壬辰倭乱後に造成された7尊仏像の中で最も古い。立像から発見された腹藏遺物や腹藏典籍も指定予告された。
(2020.07.15 民団新聞)