掲載日 : [2020-07-15] 照会数 : 9552
韓国映画界の“怪物”金綺泳監督 10作を集中上映
[ 「下女」(1960年) ]
[ 「玄海灘は知っている」(1961年) ]
最高傑作「下女」も
高知県立美術館
韓国映画界の怪物と称されるキム・ギヨン(金綺泳)監督の10作品が、26日、8月1、2日、高知県立美術館(高知市高須)で上映される。
金監督は1919年ソウル生まれ。40年に高校卒業後渡日、京都で3年間演劇と映画を独学で学ぶ。55年、「屍の箱」で映画監督デビュー。98年に亡くなるまでに32本の作品を発表した。
金監督の最高傑作と言われる「下女」、衝撃作「異魚島」をはじめ、「虫女」「水女」「火女‘82」などの女シリーズ、戦時中日本軍に徴用された青年を描く「玄界灘は知っている」、韓国版「楢山節考」ともいえる姥捨物語りの「高麗葬」など10本に加え、デビュー作「屍の箱」、習作「私はトラックだ」を特別上映する。
26日には、1996年に日本で初めて金監督の作品を紹介した金綺泳研究の第一人者、石坂健治さん(東京国際映画祭「アジアの未来」部門プログラミング・ディレクター、日本映画大学映画学部部長)の講演会も行われる。
詳細は
高知県立美術館ホームページ をクリック
(2020.07.15 民団新聞)