掲載日 : [2018-06-27] 照会数 : 11778
日本名で生きた韓国青年描く…朴根亨作「満州戦線」、流山児★事務所が来月上演
[ 「満州戦線」の立ち稽古風景 ]
満州で五族協和を信じ、日本人として生きてきた朝鮮(当時)の人々の歴史を描いた流山児★事務所公演「満州戦線」(作=朴根亨)が7月11日から16日まで、東京・下北沢のザ・スズナリで上演される。
本作は、同事務所が「代代孫孫2016」に続いて上演する朴根亨(劇団コルモッキル代表、劇作家)作品の第2弾になる。上演台本・演出は「代代孫孫2016」に続き温泉ドラゴンのシライケイタ。
1943年3月、満州の首都・新宮には、朝鮮から満州に渡り、満州国陸軍軍官学校を卒業したアスカの卒業を祝うため、友人たちが集まっていた。彼らは日本名を持ち、その名前で呼び合う。そしてそれぞれが満州で働きながら暮らしていた。
日本人と一心同体になるために日本人らしく振舞ってきた若者たち。だが、自らのルーツともいえる族譜や家門への思いは強く、韓国的なものを大事にしながら生きた姿も描く。
13日の終演後、朴根亨を迎えてのアフタートークを開催する。
チケット予約・問い合わせは同事務所(03・5272・1785)平日13~17時、詳細は(
http://www.ryuzanji.com)
(2018.06.27 民団新聞)