掲載日 : [2018-08-08] 照会数 : 6719
高麗青磁の名品展…東洋陶磁美術館で来月から
[ 重要文化財・青磁陽刻龍波濤文九龍浄瓶(大和文華館蔵、写真・六田知弘) ]
大阪市立東洋陶磁美術館(北区中之島)は、高麗青磁の新たな魅力を紹介する特別展「高麗青磁‐ヒスイのきらめき」を9月1日から11月25日まで開催する。
高麗青磁は高麗王朝(918~1392)の滅亡とともに姿を消し、人々にも忘れさられた、幻のやきものだった。ところが19世紀末から20世紀初頭にかけて再び世に現れ、瞬く間に当時の人々を魅了し、その再現品もつくられるなど、一躍脚光を浴びた。
同展では、同館所蔵の高麗青磁を中心に、国内所蔵の代表作も加わって高麗青磁の至玉の名品約250件が一堂に会し、「祈り」「喫茶文化」「飲酒文化」を切り口に紹介する。
今年は高麗王朝建国1100周年にあたることから、同館としては約30年ぶりに開催する高麗青磁の一大特別展となる。
9時30分~17時開館。月曜日休館(9月17・24日、10月8日は開館)、9月18・25日、10月9日休館。観覧料一般1200円ほか。
問い合わせは同館(06・6223・0055)、ホームページ(http://www.moco.or.jp)。
(2018.08.08 民団新聞)