掲載日 : [2018-07-11] 照会数 : 7077
楽しい、満足…韓国体験 文化院が韓紙工芸と韓服試着
[ 30日に開催された「韓国試着体験‐写真撮影」には、親子や夫婦、友人など12組が参加した ]
◆韓紙工芸 小物入れ作り
韓国文化院主催「2018年韓国文化のある日~体験イベント」の韓紙工芸教室が先月29、30の両日、東京・新宿区の同院セミナー室「ベウムト」で開かれた。
韓紙工芸作りは、同院の世宗学堂韓国文化体験講座やお正月イベント「韓国のお正月の風景」などでも実施され人気は高い。今回は3回(定員各20人)の講座に520人の応募があった。
これまでにコースター、鏡など手ごろな大きさの作品を作ってきたが、「簡単すぎてつまらない」「難しいものにチャレンジしたい」という参加者の声が多かったことから、今回は引き出し3段の小物入れに決まった。講師は、伝統韓紙工芸家協会会長で、民団島根本部でも指導したことのある沈華淑さん。
参加者15人中男性は2人。以前から韓国の工芸に興味があったと話す京都在住の男性(35)は、東京での用事を済ませた後に駆けつけた。田中栄索さん(52)は、今年開催された「韓国のお正月の風景」で皿を作り「面白いと思った」のがきっかけだ。
参加者たちは沈さんが用意した本体や引き出し部分などパーツの厚紙を受け取り、説明に沿って組み立てた後、色紙や文様を張り付けていった。
「ボンドがつきすぎてヤバイ」とエプロンをかける女性や「のりづけが難しい」と2人がかりで仕上げる人たちもいたが、予定時間を過ぎて完成すると、参加者から笑顔がこぼれた。初めて参加した斎藤由紀子さん(47)は「こんな大作を作られて大満足です。普段の生活でこんなに集中することはない。次もやりたい」と話した。
沈さんは「今日は初心者の方が多くて心配したが、みな良く出来ている」と嬉しそうだった。
韓服試着し記念撮影
初めて韓服を着る参加者も多く、文化院の女性職員が着付けや髪型を整えるのを手伝った。参加者たちは、伝統家屋「サランバン」で記念撮影を行った後、各自で写真を撮りあった。
娘と参加した母親は「韓服を着ての撮影は普段なかなかできない体験で、親子で思い出の写真を撮ることができて非常に良かった」と話した。友人同士で参加した日本人女性は「韓服の美しさに魅了された」と満足した様子だった。
(2018.07.11 民団新聞)