雅やかに1000人がパレード
【大阪】古代大阪と東アジアの文化交流を雅やかに再現した祭り「四天王寺ワッソ」(同実行委員会主催)が4日、市内の史跡なにわの宮跡であった。大阪には古代からさまざまな文化がもたらされ、時の流れとともに根付いてきたことから今年のテーマは「根付く」。
「根付く」テーマに
開会式には民団中央本部の呉公太団長が、民団大阪本部の鄭鉉権団長、韓禄春中央常任顧問らとともに出席した。
朴槿恵大統領は「両国の未来協力をさらに深める場となることを願っている」というメッセージを寄せ、李丙大使が代読した。安倍晋三首相もメッセージで「ワッソに代表される両国民の緊密な繋がりが、日韓の友好関係を将来にわたって支えていくうえで重要」との考えを示した。
メーンの大巡行は急な雨のため、約1時間遅れでスタート。約1000人が神話、古墳、飛鳥の各時代や朝鮮王朝時代の衣装を身につけてパレードした。大阪の民団、婦人会、青年会も朝鮮王朝時代の衣装で参加した。「天女の舞」を演じた金剛学園の児童、白頭学院建国の生徒らによる舞姫も好評だった。
観覧客からは「両国の大統領、首相が新しく代わった今年のワッソは特に意義がある」、「昔の交流の意思を、今日の友好親善に生かしていってほしい」といった声がきかれた。来場者は約4万人と発表された。
(2013.11.6 民団新聞)