【埼玉】「川越氷川祭礼絵巻」にも描かれた江戸時代の「唐人揃い(朝鮮通信使)」を再現した第9回多文化共生・国際交流パレード(同実行委員会、江藤善章代表)が10日、川越市内で行われた。
今年は昨年を上回る27団体から400人余りが参加し、江戸時代の面影を残す蔵造り通りをパレードした。青年会、学生会、留学生連合会の若者20人も「韓国民団」チームとして初参加。「正使」には在日同胞1世の呉崙柄さん(68、東京・荒川区)が扮した。
埼玉りそな銀行前では、正使と江戸時代の豪商、榎本弥左衛門に扮した元町1丁目自治会長との間で「国書」を交換しあうセレモニーがあった。「韓国民団」チームも、韓国の若者の間でいま大流行という、酒席を盛り上げるパフォーマンスを披露して見物人を楽しませた。
韓国からも「自転車朝鮮通信使」、朴成培さん(58、ソウル市の元職員)が、朝鮮通信使のたどった道を愛用のマウンテンバイクで駆けつけた。
(2013.11.20 民団新聞)