民団3機関長ら参席
【ソウル】抗日独立運動家で民団の初代団長でもある朴烈義士(1902〜74)の生誕110周年に当たり、故郷の慶尚北道聞慶市に記念館が建設され、9日にオープンした。
聞慶市はこの日、社団法人「朴烈義士記念事業会」(理事長=朴仁遠元同市長)と共同で、同市麻城面梧泉里に建設した「朴烈義士記念館」の開館記念式典を行った。式典には民団中央本部の呉公太団長、金漢翊議長、韓在銀監察委員長ら幹部、日本の「金子文子研究会」会員、聞慶市の市長など各級団体長や市民など約900人が参席した。
記念館は、朴烈と妻・金子文子の精神をたたえるため、朴烈義士の生家周辺の1万4421平方㍍の土地に建てられた。地上2階建てで、延べ面積は1600平方㍍。企画展示室、一代記室、資料室、映像室などからなり遺品と資料630余点が展示されている。
朴烈義士は46年10月の民団結成とともに初代団長を務めた。49年に永住帰国したが、50年6月の北韓の全面奇襲南侵による韓国戦争時に北韓に拉致された。
(2012.10.12 民団新聞)