在日学徒義勇軍同志会(軍人会、李奉男会長)の故鄭烔和常任顧問(民団中央本部顧問)を追悼する式典が15日、韓国中央会館でしめやかに営まれた。遺族をはじめ軍人会と民団、駐日大使館関係者ら約100人が参席した。
初めに主催者を代表して李会長が、半生を国家の安保と在日同胞社会のために捧げた「同志」の業績を称え、遺影に最敬礼した。
民団中央本部の呉公太団長は、故人が解放直後から歩んだ道のりをたどりながら、「先輩の人生は在日同胞社会と民団の歴史そのものでした」と感謝の言葉を述べた。同じく、文慶韶民団中央本部常任顧問も追悼の言葉を述べた。
6・25韓国戦争(1950年)に在日学徒義勇軍を組織して仁川上陸作戦に参戦。負傷して日本に戻ってからは在日韓僑在郷軍人会会長に就任した。60年以降は民団中央本部で組織局長、副議長、副団長、監察委員長、韓国新聞社社長を歴任した。10年に国民勲章牡丹章を受章。
追悼式典後も故人を偲ぶ献花が続き、この日だけで約150人余りが参列した。
(2012.11.21 民団新聞)