コリア庭園で輪 民団神奈川
NPO民団国際協力センタ―主催の「コリア・マダン」が13と14の両日、コリア庭園のある神奈川県立三ツ池公園(横浜市鶴見区)で開かれ、在日同胞を中心とした外国籍住民と日本人住民が交流し国際親善を楽しんだ。2日間で5000人(主催者発表)が参加した。
コリア庭園前を中心に婦人会神奈川県本部、民団支部などが屋台でビビンパ、チヂミなどをつくり、キムチなど韓国商品を販売。韓国伝統花文字実演販売、利川陶磁器体験も。近くに設けられたステージではサムルノリ、韓国京畿道民謡、テコンド演武、サンバ、セネガルシャンベの公演などが行われ、マダンを盛り上げた。
長寿同胞を祝賀 民団群馬
民団群馬本部(金賢振団長)は14日、桐生の韓国会館で開催した「10月のマダン」で80歳以上の同胞高齢者の長寿を祝った。80歳以上は11月16日に満99歳を迎える姜日粉さんをはじめ18人。このうち、卒寿(満90歳)を迎えるのは金炯氏、順岳さん、崔南祚さんの3人。
席上、民団中央本部の崔峯圭生活副局長が新在留管理制度と統一ハンアリ運動について説明。駐日大使館の金基奉参事官が第18代韓国大統領選に多くの投票参加を促した。
「FAZ」に初出店 民団静岡
民団静岡本部(金成根団長)は21日、清水港興津埠頭で行われた第12回FAZ(輸入促進地区)フェアに今年初めて出店した。民団は8つの屋台を使ってトッポッキや生マッコリ、ホットク、韓国おでんなどを販売。韓国語体験や韓国旅行案内のコーナーも設けた。
掘り出し物や格安品を求めて近隣の住民を中心に16万人でにぎわった。
日韓協と野遊会 民団宮城
民団宮城本部(李根団長)が14日、苅田郡蔵王町で開催した「野遊会」には団員ばかりか共催団体の県日韓協の会員、韓国語講座受講生、留学生、子どもなど合わせて200人が参加。韓日友好ムードにあふれた。
李団長が開会を宣言すると、プルコギ、ホルモン、帆立、芋煮のコーナーにはすぐ行列ができ、青年会は農楽の演奏で祝祭ムードを盛り上げた。カラオケが始まると、初めて参加したという団員もすすんでマイクを握った。
東日本大震災で津波の被害を被った石巻市の金順愛さんは、「こんなに大喜びすることができたのは被災以来初めて」と民団にお礼を述べた。恒例の抽選会では多くの参加者が新米をはじめとする景品を手にした。
大運動会に300人 民団滋賀
民団滋賀本部(朴鍾雄団長)は7日、矢橋帰帆島公園で「大運動会」を開催した。節目となる30回目の今年は団員ら300人が参加した。
幼稚園児からシニアまで幅ひろい年代が参加した個人種目と、綱引き、6人7脚、男・女対抗リレーといった支部対抗戦の2本立て。景品も盛りだくさん。一人で山のように抱える団員も見られた。優勝チームの湖西支部には朴団長から優勝旗とカップ、賞金が授与された。
ここ数年、活躍のめざましい青年会メンバーが、おそろいのTシャツを着てフル回転していた。
春川と料理の競演 民団鳥取
民団鳥取本部(金泰鍾団長)は8日、県中部の倉吉市に春川市のソムベ情報化村から崔重源運営委員長をはじめとする関係者5人を招き、韓日料理交流を企画した。県日韓親善協会連合会との共催。
メニューは日本の炊き込みご飯としじみ汁、キムチチゲ、ピョニュク(茹で豚)、キムチの浅漬け、チャプチェ、江原名物のメミルチョンビョン(そば粉のクレープ)の7種類。3時間半かけ、それぞれ100人分を準備した。アトラクションの時間になると、会場には鳥取大学の韓国人留学生も加わり、主催者の予想を上回る180人でにぎわった。鳥取市民が舞台でK―POPのカバーダンスを披露、大阪の韓国舞踊グループ「柳会」がミニ公演を行った。
鳥取本部の金団長は、舞台から、「韓国と日本の絆がより一層強くなることを信じている」と述べた。
9日間連続開催 民団岡山
民団岡山本部(宋燦錫団長)は21日まで9日間にわたって、岡山市内の各会場から韓国文化を発信する「コリアウィーク in OKAYAMA」を開催した。一連のイベントはアジア国際センターが中心となった。
13日の映画上映会でスタート。会期中、スピーチコンテストや料理講習、文化講演会と続き、最終日は百間川多目的広場での大がかりなコリアンフェスタで締めくくった。
韓国文化発表 民団島根
民団島根本部(李燮潤団長)が13日、松江市のくにびきメッセで開催した「10月のマダン」では、民団主催の多文化共生交流事業を通じて韓国の文化に触れてきた受講生らがその成果を発表した。
まず、サムルノリ講座の受講生が開幕を祝って演奏。韓国の伝統韓紙工芸講座で学んだ女性たちは、韓紙にシルクや綿の繊維を織り交ぜた生地で高句麗、新羅、朝鮮時代の衣裳を手作りし、ミニフアッションショーを披露した。このほか、女子高校生が「少女時代」になりきってのコンサートも会場を盛り上げた。最後は韓国のラップ歌手「ハップキ」が、会場全体を巻き込んで一体感のあるライブを繰り広げた。
同本部の「多文化共生交流事業」は今年で9年目を迎えた。李団長は、事業を通じて「民団という存在が行政からも市民からも評価を受け、認知度が高くなった」と自負している。この日の会場は一般市民300人でにぎわった。
(2012.10.24 民団新聞)