掲載日 : [2020-08-12] 照会数 : 11461
「善隣友好の歴史・公民教科書を」…民団大阪が要望、川崎でも
[ 大阪市教育委員会と意見交換する民団大阪呉時宗副団長ら ]
【大阪】民団大阪本部(呉龍浩団長)は大阪市をはじめ東大阪市、堺市の各教育委員会を訪問し、「望ましい中学校歴史・公民教科書採択を求める要望書」を伝達した。大阪市には7月28日、呉時宗副団長が盛岡栄市学校教育推進担当部長に手渡した。
意見交換の場で呉副団長は世界基準に合わせた善隣友好の教科書を採択するよう強く要望した。崔俊一文教部長は東京都(都立中高一貫校)で育鵬社版と自由社版の歴史・公民教科書が不採択になった事実を挙げ、多文化共生社会を推進している大阪市にも良識ある判断をと求めた。
盛岡担当部長は「昨年度から市内採択地区を4つに分けて現場の先生たち、保護者からの意見などを踏まえ、調査・研究を経て各地区にふさわしい教科書を採択するように進めている」と回答した。
意見交換の場には民族教育推進委員会から呉景萬委員長も同席した。
民団川崎と南武支部は合同で
【神奈川】民団川崎支部(朴容正支団長)と民団南武支部(金竜也支団長)は7月30日、川崎市教育委員会(小田嶋満教育長)を訪ね「望ましい中学校歴史・公民教科書採択を求める要望書」を提出した。
朴支団長が訪問の趣旨を説明し、南武支部の金支団長が「要望書」の骨子を読み上げた。市教委から亀川栄事務局総務部長らが応対し、小田嶋教育長に伝達すると表明した。
(2020.08.13 民団新聞)