【愛知】民団愛知・春日井支部(鄭鐘根支団長)は3日、愛知県南知多町の東浜海岸で団員家族を対象とした「地引網体験」を開催した。この時期、これまで同支部の恒例行事は花見だったが、今年は「オリニたちが楽しめるものを」と、企画を変更した。
オリニを先頭に80人が海岸に繰り出し、鄭支団長の掛け声にあわせ、二手に分かれて網を引きあげた。すると、網の中には生きのいい黒鯛やスズキ、ワタリガニ、タコなどがとびはねていた。オリニたちは恐る恐るタコに触れ、歓声を上げていた。獲れたての新鮮な魚貝類は、焼肉や焼きそばといっしょに食材として活用された。
あるオモニは、「子どもたちが生きた魚をまるごと目にするのは珍しい。とてもいい経験になったはず」と喜んでいた。鄭支団長は、「子どもたち、特に家族で参加できるようにと企画した。団員みんなで楽しんでもらえたのがいちばんうれしい」と話していた。
秋には旬の味覚を楽しむ行事、正月には餅つき大会と、これからも子どもたちが楽しめるものを検討している。
(2012.6.13 民団新聞)