東日本大震災から1年余…通算13回目
【宮城】民団宮城本部(李根団長)は10日、東日本大震災で被災した住民が身を寄せる県南部の亘理郡亘理町第1仮設住宅を訪れ、通算13回目となる炊き出しを行った。参加者は総勢30人。
この日はプルコギ、チヂミ、トッポッキ、韓国茶、それぞれ600食分を用意した。運営員の婦人会がプルコギを焼き始めると、住民が「美味しそう」「何時から」と興味津々の表情で集まり始めた。配食が始まると、段ボールやお盆を手に家族全員の食事を受け取っていた。
このほか、駐仙台総領事館と宮城韓商からの支援物資である蔘鶏湯2袋、トッポッキ2袋、韓国海苔3パックを1セットにして約550を数える全世帯に直接、届けた。この配布活動には李凡淵総領事と朴煥善副総領事、仙台韓国教育院の金東珠院長も加わった。
李団長は、「震災から1年が過ぎたが、いまも困難な状況は続いており、あらためて支援活動継続の必要性を感じた。住民のみなさんの笑顔を見て、われわれのほうが勇気づけられた」と話していた。
(2012.6.27 民団新聞)