掲載日 : [2019-05-29] 照会数 : 12504
春季府大会で京都国際高が悲願の初V…「次は甲子園だ」
[ 初優勝し歓喜の京都国際高ナイン ] [ 春季京都府大会の優勝旗を贈られる選手代表 ]
執念でつかんだ初優勝
【京都】京都国際学園京都国際高校(李隆男理事長、朴慶洙校長)が19日、高校野球春季京都府大会の決勝で強豪校の乙訓高校を4‐3で破り、念願の初優勝を飾った。同校硬式野球部は1999年に創部。創世期の低迷期を経て、創部から20年の節目で出場71校のトップに上り詰めた。同校は昨年の秋季京都府大会でも準優勝しており、戦力的に充実していたが、春夏秋を通じて府大会初の優勝だ。
大会関係者は事前に、優勝候補を福知山成美と龍谷平安の2校にしぼっていた。一方で京都国際も昨年の秋季大会で準優勝しており、優勝候補2校と比べて「戦力的にそん色ない」「侮れない」と一目置かれていた。
京都国際は1次戦トーナメントを順当に勝ち抜きベスト16入り。2次戦トーナメントでは準決勝で優勝候補の龍谷平安を延長11回の死闘の末、8-7で破った。決勝の相手は福知山成美を破った乙訓だった。
両チームとも無失策。安打数もほぼ互角で、息詰まるような展開を見せた。勝負の行方は最終回までもつれた。最後は京都国際の代打が執念でセカンド後方にタイムリーを放ち、これが決勝点となった。
同校関係者はホームページ上に次のように書き込んだ。「ここまで感動的な初優勝を私たちに届けてくれて改めて『ありがとう』と感謝しています。君たちの最終目標は『甲子園』です。十分その実力を備えています。『目指せ!甲子園』」。
(2019.05.29 民団新聞)