掲載日 : [2019-07-10] 照会数 : 9363
「ヒョンジェ~釜山港の兄弟~」下旬公開
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刑事とマフィア
葛藤と愛を描く
二卵性双生児として生まれながら、刑事とマフィアとして再会した兄弟の悲しい秘密と運命を描いたパク・ヒジュン監督のアクションサスペンス「ヒョンジェ~釜山港の兄弟~」(配給=ブロードウェイ)が26日から、シネマート新宿、シネマート心斎橋他全国で順次公開される。
事故で両親を亡くした兄テジュと弟テソンは、施設で育つ。テソンは施設の園長の娘、チャンミに心を寄せるが、ある日、チャンミが不幸な事件に襲われ、3人はそれぞれの道へ進む。
20年後、テジュはソウルの江南警察署の刑事になり、テソンは釜山最大のマフィア組織「マリカーン」の後継者として、それぞれの人生を歩んでいた。そんな中、2人は再会することに。組織の後継者争いと施設の移転問題で、テソンは組織と衝突する中、テソンのライバルであるサンドゥが邪魔なテソンとテジュを消そうと、チャンミを人質に取る。
主演は、テソン役にドラマ「じれったいロマンス」「高潔な君」のソンフン。本作が映画デビュー作となり、裏社会で生きるテソンを圧倒的な存在感で見せる。またテジュ役に「これが人生!ケ・セラ・セラ」のチョ・ハンソンが演じる。
青少年期、テジュは優等生、テソンは不良として過ごした。後に、追う者と追われる者として激しくぶつかり合う。アクションシーンも見所の一つだ。同時にパク監督は対立する2人の葛藤とともに、失われた兄弟間の愛を浮き彫りにする。
(2019.07.10 民団新聞)