掲載日 : [2019-05-29] 照会数 : 7429
TVで人気のキム・スルギ...日本のプロボウラー資格合格 公式戦にデビューへ
[ プロボウラー資格テスト合格証を手にしたキム・スルギ ]
人気ボウリング番組「P★リーグ」に参戦し、日本でも活躍するKPBA(韓国プロボウリング協会)プロボウラーのキム・スルギ(29・相模原パークレーンズ所属)が今年のJPBA(日本プロボウリング協会)女子プロボウラー資格テストに合格した。52期ライセンスナンバーは579。
キム・スルギは韓国で女子プロ公認が始まった2年目の2009年にKPBAのテストを受け、第2期生プロとして合格。20歳の最年少プロの誕生だった。
2011年から「P★リーグ」(BS日テレなどで放映)に唯一の外国人選手として参戦、13年に相模原パークレーンズ(神奈川県相模原市)と専属プロ契約を結んだ。
契約以降、全国のボウリング場でプロチャレンジを行い、ボウリングを通じた韓日親善活動も展開してきた。
日本での活躍をバックアップしたのは在日本大韓体育会の傘下競技団体、在日本大韓ボウリング協会だった。日本国内での活動における在留資格取得の手続きや、各ボウリング場、業界との仲介などを展開してきた。
ただ、JPBA公認プロではないため、国内プロボウラーだけ参戦できる公式試合には出場できない状態が続いた。このため、昨年からJPBAのプロテストを受ける準備を進めていた。
キム・スルギは「韓国プロとしてどのような結果を残せるのかという、プレッシャーがあったが、ファンをはじめ、在日ボウリング協会や民団関係者の大きな支えがあったから、今回の合格に結びついた。韓国人プロとして恥じないよう、実力アップへもっと努力していく」と決意を新たにしていた。
キム・スルギと共に今年は元韓国実業団チームの金所弦、KPBAプロのチャン・ヒウンの2人の韓国人も合格したこともあり、「同期に同じ韓国人ボウラー2人がいたことも、大きな励みになった。今後はボウリングを通じた韓日友好親善の懸け橋的役割も果たしていきたい」と付け加えた。
6月4日に稲沢グランドボウルで行われる順位戦(女子トーナメント出場優先順位決定戦)がプロデビュー戦となる。
(2019.05.29 民団新聞)