私は偶数年が好きだ。区切りがよく感じるせいか?「2年に1度」とか、「2人で分け合う」や、物を数えるときも「2、4、6、8」と口ずさんでしまう。世界中が熱狂するスポーツ祭典、サッカーW杯と五輪が2年交互に開催されることも血が騒ぐ要因か。偶数を嫌うのは結婚式のご祝儀だけ?
今年はそんなことで偶数年。2カ月後にはロンドン五輪が開幕するが、韓国が初めて五輪に出場したのが48年のロンドン大会。ちなみに36年ベルリン大会のマラソン金メダリスト、孫基禎さんの生誕100年でもある。
W杯8大会連続出場をめざす韓国は来月8日からアジア最終予選に臨む。そして、あす5月31日は韓日が共催した02年W杯10周年。
「21世紀初」「アジア初」「初の共催」という3つの初物を謳った同大会。自国開催というプライドにかけ、太極戦士たちは悲願のW杯初勝利ばかりかベスト4という快挙を見せた。
韓国がベスト4進出をかけ死闘を繰り広げた相手は現在、FIFAランキング1位を誇る「無敵艦隊」のスペインだった。きょう、その世界王者を相手にW杯最終予選に向けた力試しをする。
02W杯から10年。「4強神話」の主将だった洪明甫がロンドン五輪サッカー代表を率いるのも時の縁だ。
2年に一度と言えば、民団次世代たちの「母国での夏の祭典」があった。そう、今年はオリニジャンボリーの年。未来を生きていく3、4世たちに夢と希望と感動を与え続けるだろう。
偶数年の2012年夏、私たちを思いっきりエキサイトさせてくれるだろうか?(Z)
(2012.5.30 民団新聞)