国内史上最大の11都市40万人コンサートを展開しているチョー・ヨンピルが9月28日、水原ワールドカップ競技場に登場した。約2万5千人のファンが、雨に打たれながらも、最初から2時間余り総立ちでヒット曲の数々をともに大合唱した。
東京から友人と駆けつけた在日2世の孫順子さんは、「演歌にとどまらず、いろんなジャンルがこなせるスーパースター。ギターソロも圧巻だったし、ロック調の『釜山港へ帰れ』も違和感がなかった」と話した。
29日、ソウル・江南区で行った日本向け記者会見では「ファンと一体化することが、コンサートの最大の喜び。私の歌を通じて、感動と愛と出会いと相互理解を伝えたい」。
酒も控え、ラジオ専門番組で懐メロから最新ヒット曲まで聴きつつ、歌の練習に費やす「歌王」ぶりを示した。
幼稚園児から大人まで口ずさむほど爆発ヒット中の「bounce」をフィーチャーした19枚目の新アルバム「ハロー」を引っ提げて、15年ぶりの日本公演が11月7日、東京フォーラムで18時半に幕を開ける。
(2013.10.9 民団新聞)