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「中野にぎわいフェスタ」
陽川区訪日団を歓迎
民団東京・中野支部(蘇在鳳支団長)は12、13の両日、区内で開催された「起創展街・中野にぎわいフェスタ」(同実行委員会と区の共催)に「日韓交流屋台」を初出店。中野区と姉妹都市の関係を結ぶソウル市陽川区から訪日した行政関係者10人を歓迎した。
陽川区庁の李容和行政支援局長は12日、区庁舎前であいさつし、陽川区と中野区の一層の交流を誓った。このあと、民団中野支部の呼びかけで参加した韓国人留学生と懇談した。民団東京本部からは呉永錫副団長が激励に駆けつけた。
屋台ではトッポキ、キムパッ、サムギョプサル、サムゲタン、マッコリなどを販売。留学生のほか、東京韓国学校中高等部からも生徒16人が応援に駆けつけた。
陽川区と中野区は10年11月8日、姉妹都市の関係を締結。行政、議会との交流を重ねている。
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「江戸川区民まつり」
チヂミ2500枚完売
民団江戸川支部(李鍾郁支団長)が丹精を込めた1枚300円の「本場のチヂミ」が13日、都立篠崎公園で開催された「第36回江戸川区民まつり」(同実行委員会と区が共催)で人気を集め、2500枚を完売した。
民団は「ハートフル広場」のなかの「国際交流コーナー」に、太極旗がたなびく2棟のブースを構えた。11時〜13時のピーク時には常時20人以上の長い行列ができて、3つの焼台はフル稼働。調理を担当した婦人会江戸川支部役員らからは、「焼くのが間に合わない」と悲鳴が上がるほどだった。
買い求めた人からは、「プロの味」「最高にうまい」といった感想も聞かれた。秘密はふんだんに使った海産物が醸し出す微妙な味のハーモニー。それに、山芋を生地に練り込むなどしてしっとり感を出したこと。仕込みには専用のかくはん機を使いながら、手作業で均質な仕上がり感を維持している。
民団が出店したのは18年ほど前。韓在銀支団長(現、中央本部監察委員長)の時代からだった。金春植さんは、「ノウハウもなく最初は大変だった」と当時を振りかえる。現在は同コーナーで指折りの人気を誇る。諸雑費を引いた収益は毎年12月中旬、江戸川区長を通じて福祉事業に寄付している。
韓在銀監察委員長は、「もうけなんか最初から考えていない。韓国の食材を通じて民団の存在を地域にアピールするのが目的。これはいまも変わらない」と話している。
(2013.10.16 民団新聞)