第94回韓国国民体育大会国体・仁川大会(仁川国体)2日目の19日、各競技がスタート、国内種目の柔道女子高校-63キロで安沙好選手(アン・サホ=埼玉栄高校3年)が昨年に続いて金メダルを獲得した。
安沙好は初戦、スロベニアで開催される世界ユース選手権出場権(10月23日開幕)をかけた、5月の第18回全国青少年柔道選手権大会・女子の決勝で対戦した韓ヒジュと対戦。
事実上決勝戦とも言えるこの試合、2回の指導をとられたものの、果敢な攻撃を続け、試合開始から1分32秒、大内刈りで一本勝ち、韓国代表の実力を見せた。
その後も、安定した試合を続け、寝技を含め、決勝までオール一本勝ち。決勝戦は地元、仁川代表の強豪、李ソヒ(仁川体育高校)と対戦。得意の内股などで有効のポイントを重ね、優勢勝ちした。
安沙好は昨年の大邱大会に続き連覇。23日から世界ユース選手権に韓国代表として出場するため20日にスロベニアに向け出発。
「今日の試合で、世界の相手に向けた課題を見つめ直した。その反省点をしっかり胸に、世界一をめざしたい」と心を新たにしていた。
この日、同じ時間帯に行われたボウリング海外同胞の部・女子個人でも柳真祐実が金メダルを獲得、競技スタート初日に金メダル2個と、幸先の良いスタートを切った。 サッカーの予選リーグも始まり、在日同胞は在英国同胞に6−1で圧勝した。
大会2日目現在、在日同胞のメダルは金2個。
(2013.10.19 民団新聞)