掲載日 : [2018-08-02] 照会数 : 10638
笑顔と涙の5日間…10回目のオリニジャンボリー
[ 勢ぞろいしたオリニジャンボリー参加者 ] [ 熱く盛りあがったキッズ大パーティ ] [ 様々なパフォーマンスが飛び出したダンス大会 ] [ 期間中に誕生日を迎えたオリニたちにサプライズ ] [ 最後は抱き合って再会を誓い合った ] [ 全国の仲間と過ごした4日間、別れを名残惜しんで熱い涙を流すオリニ ] [ 「オンニありがとう、大好き!」とリーダーと抱き合うオリニ ] [ 再会を使い合うリーダー通りに ]
オリニジャンボリー 母国を満喫
笑顔と涙の5日間
次世代たちが母国に一堂に集い、民族にふれ、仲間どうしの絆を深める2018在日同胞オリニジャンボリー(金昭夫引率団長)が7月28日から4泊5日間、ソウル市で開催された。2001年から始まったジャンボリーは今回が10回目。北は北海道、南は沖縄まで全国から参加した350人の在日同胞オリニと、世話をするリーダーとスタッフ合わせて約450人の次世代たちが母国でひとつになった。西日本豪雨の被害を受けた岡山、広島からも合わせて13人が参加した。
期間中、オリニとリーダーは記録的な猛暑に負けず、ソウル市内スタンプラリーをはじめ、韓国の小学校体験入学、ロッテワールドでのアトラクション、キッズ大パーティなどで連帯を広げた。
日程中、ケンカし合ったオリニもいたが、最後の夜はひとつになって抱き合う姿が見られ、まさしく同じ韓国人としての友情と絆が築かれた。
初日のオープニングイベントで金引率団長は「とにかく1人でも多くのチング(友だち)を作って、思い出たっぷりのジャンボリーにして下さい」とオリニたちに呼びかけ、世話をするリーダーとスタッフに「夏休みを返上してオリニたちのためにボランティアしていただき、ありがとう。次世代の皆さんたちが心をひとつにする大イベントにしてほしい」と歓迎のメッセージ。
オリニを代表して具齋亨さん(大阪・6年)が「全国のチングと仲良しになり一生の思い出に残すジャンボリーにします」と宣誓した。
翌日、オリニとリーダーは31班に分かれて、ソウル市内をスタンプラリー。景福宮からスタートし、光化門広場、明洞、南大門のチェックポイントでスタッフからスタンプをもらい、ソウル市庁にゴールした。
30日はソウル市松坡区の巨元初等学校に一日体験入学。テコンドを皮切りに、ユンノリ、K‐POPダンス、韓国餅作り、韓紙工芸の4カリキュラムを同校在校児童と一緒に学んだ。
31日はロッテワールドを楽しんだ後、夜は「キッズ大パーティー」。期間中、様々な場面で模範的な班には引率団長やスタッフから「ジャンボリーポイント」が与えられるが、このポイントに班対抗のフラフープ大会、ダンス大会、クイズ大会など、キッズ大パーティでの得点が加算され、愛知のオリニで構成した14班が最優秀班に選ばれた。
パーティの最後には4日間のダイジェスト映像が映し出されたあと、オリニを代表して裵由美さん(東京都・5年)が感想文を朗読。「スタンプラリーは疲れたけどみんなでゴールしたときはうれしかった。ここで知り合ったチングは一生の宝物。私たちの世話をしてくれたリーダーのオッパとオンニ、大好きです」と述べ、スタッフらを涙ぐませた。
キッズ大パーティを終えたオリニたちからは「大きくなったらオンニやオッパのようにリーダーになって戻ってくるね」と口をそろえた。
写真はいずれも最終日のキッズ大パーティ