掲載日 : [2018-09-25] 照会数 : 10732
在日3世の安昌林、世界選手権で初の金メダル
[ 橋本に一本勝ちし歓喜して会場を走る安昌林 ] [ ついに世界一となった安昌林 ]
22日、アゼルバイジャンで行われた柔道世界選手権の男子73キロ級決勝で在日3世の安昌林(24)が前年の覇者で世界ランキング1位の橋本壮市(日本)を一本勝ちで破り金メダルを獲得した。
不戦勝の1回戦を除き準決勝まで全て一本で勝ち進んだ安は決勝でも鋭い攻めを見せ、橋本を2分すぎ、小外掛けで倒し一本勝ちを決めた。
安は今月のジャカルタアジア大会でも決勝進出し、大野翔平と延長11分に及ぶ死闘の末、惜敗し銀メダルを獲得し、好調さを維持していた。
このクラスは日本の専有物とも言われるほど、五輪、アジア大会とともに世界選手権などでも日本勢が金メダルを独占してきたが、初めてその牙城を崩した。世界王者になった安は2年後の東京五輪に向けて大きな弾みとなる。
同大会の権威は五輪などと同格で、現在でもIJFワールド柔道ツアーで最高峰に位置付けられている。安は昨年の世界選手権では銅メダルを獲得していた。